"魔鍵星杯アームド"デッキ ~"鎧竜の聖騎士"を添えて~
前回の記事から引き続き、弟のてばさきがお送りいたします。
この記事は、"鎧竜の聖騎士"の紹介記事の続きとなっておりますので、こちらも合わせてご覧いただくと、情報を補完できると思います。長い記事ですが、時間の許す限り、お付き合いいただけるとありがたいです。
さて、今回は僕が最近つくったデッキを紹介したいと思います。
"魔鍵星杯アームド"といった具合のデッキです。(←いい名前が思いつかなかった)
デッキ内容
-
モンスター
魔鍵銃士―クラヴィス ×1
星杯に誘われし者 ×3
アームド・ドラゴン・サンダーLV10 ×1
アームド・ドラゴン・LV10―ホワイト ×1
アームド・ドラゴン・サンダーLV7 ×2
星遺物―『星杯』 ×3
宣告者の巫女 ×1
サイバー・エッグ・エンジェル ×1
星杯の妖精リース ×3
星杯の守護竜 ×1
屈強の釣り師 ×1
キリビ・レディ ×1
魔鍵砲―ガレスヴェート ×1
魔鍵銃―バトスバスター ×1
鎧竜の聖騎士 ×1
- 魔法
予想GUY ×3
増援 ×1
貪欲な壺 ×2
テラ・フォーミング ×1
星遺物の加護 ×1
魔鍵―マフテア ×1
星遺物を継ぐ者 ×2
高尚儀式術 ×1
高等儀式術 ×1
盆回し ×1
武装竜の震霆 ×1
剣の煌き ×1
白のヴェール ×1
魔鍵施解 ×3
祝福の教会―リチューアル・チャーチ ×2
- 罠
星遺物の目醒め ×1
繋がれし魔鍵 ×1
目次
①どういうデッキなのか
②主な初動の流れ
③採用したカード紹介
①どういうデッキなのか
アームド・ドラゴン・サンダーLV10
レベル10 風 ドラゴン
ATK/3000 DEF/2000
①:「アームド・ドラゴン」モンスターの効果で特殊召喚したこのカードは、自身の攻撃力によって以下の効果を得る。●1以上:カード名を「アームド・ドラゴンLV10」として扱う。●10以上:このコントロールは変更できない。●100以上:戦闘では破壊されない。●1000以上:相手ターンに1度、手札を1枚墓地に送り、フィールドの他のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊し、自身の攻撃力を1000アップする。●10000以上:1ターンに1度、発動できる。フィールドの他のカードを全て破壊する。
高尚儀式術
【儀式魔法】
儀式モンスターの降臨に必要。このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:レベルの合計が儀式するモンスターと同じになるように、手札の通常モンスターをリリースし、デッキから儀式モンスター1体を儀式召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは相手エンドフェイズに持ち主のデッキに戻る。
鎧竜の聖騎士
レベル4 風 ドラゴン
ATK/1900 DEF/1200
「鎧竜降臨」により降臨。このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:EXデッキから特殊召喚されたモンスターとこのカードが戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。そのモンスターを持ち主のデッキに戻す。②:このカードをリリースして発動できる。手札・デッキからレベル5以上のドラゴン族・風属性モンスター1体を特殊召喚する。
"アームド・ドラゴン・サンダーLV10"を使いたいと思って組んだデッキです。
このデッキでは、"アームド・ドラゴン・サンダーLV10"を出す手段として、"鎧竜の聖騎士"を採用しています。
主に"高尚儀式術"によって"鎧竜の聖騎士"を出し、"アームド・ドラゴン・サンダーLv7"を直接リクルートすることで、手札コストが煩わしい進化前をスキップしてLv10を展開していきます。
②主な初動の流れ
◦欲しい初動札
①"星遺物―『星杯』" & 通常モンスター(戦士族)
②"星杯の妖精リース" & "予想GUY"
戦士族の通常モンスターを墓地に送りながら、"星遺物―『星杯』"をアドバンス召喚するのが初動になります。
動画で見たい方は、下のリンクから初動の流れをご覧ください。
https://twitter.com/Toribyu_to/status/1398627562411094022
※凡例
NS…通常召喚 LS…リンク召喚 SS…リンク召喚以外の特殊召喚
通常モンスターをNS
↓
通常モンスターで"イムデゥーク"をLS
↓
("イムデゥーク"で星杯のNS権が増えているので)
"イムデゥ―ク"をリリースして"星遺物―『星杯』"をNS
↓
"星遺物―『星杯』"で"アルミラージ"をLS
↓
"星遺物―『星杯』"のEFで"星杯の守護竜"と"誘われし者"をSS
↓
"アルミラージ"と"星杯の守護竜"で"星鍵士リイヴ"をLS
↓
墓地の"星杯の守護竜"の効果で墓地の通常モンスター(戦士族)をリンク先にSS
↓
"誘われし者"と通常モンスター(戦士族)で"イゾルデ"をLS
↓
"イゾルデ"の1stEFで"誘われし者"をサーチ
↓
"イゾルデ"の2ndEFで"剣の煌き"をコストに"屈強の釣り師"をSS
↓
"イゾルデ"と"屈強の釣り師"で"ハリファイバー"をLS
↓
"ハリファイバー"のEFで"宣告者の巫女"をSS
↓
墓地の"剣の煌き"のEFで"宣告者の巫女"をリリース
↓
"宣告者の巫女"の2ndEFで"サイバー・エッグ・エンジェル"をSS
↓
"サイバー・エッグ・エンジェル"のEFで"祝福の教会―リチューアル・チャーチ”をサーチ
↓
"星鍵士リイヴ"のEFで"星遺物を継ぐ者"をサーチ(セット)
↓
"星鍵士リイヴ"と"ハリファイバー"で"破械雙王神ライゴウ"をLS
↓
"星遺物を継ぐ者"を発動し、墓地の"宣告者の巫女"をSS
↓
"宣告者の巫女"の1stEFでEXデッキから"虹光の宣告者"を落とし、自身のレベルを6にする
↓
"虹光の宣告者"のEFで"高尚儀式術"をサーチ
↓
"サイバー・エッグ・エンジェル"とレベル6となっている"宣告者の巫女"で"PSYフレームロードΩ"をSS
↓
"高尚儀式術"を発動し、手札の"誘われし者"をリリースし、"鎧竜の聖騎士"をSS
↓
"鎧竜の聖騎士"のEFで"アームド・ドラゴン・サンダーLv7"をSS
↓
"アームド・ドラゴン・サンダーLv10"をSS
◦最終盤面
"破械雙王神ライゴウ" & "PSYフレームロードΩ" & "アームド・ドラゴン・サンダーLv10"
長いルートですが、これでこのデッキにおけるリソース確保と制圧の体制が完成します。
具体的には、
・"アームド・ドラゴン・サンダーLv10"と"破械雙王神ライゴウ"のフリチェ2枚除去
・除外ゾーンの"星杯の守護竜"や"星遺物―『星杯』"を"PSYフレームロードΩ"で墓地に戻す
・"祝福の教会-リチューアル・チャーチ-"によるリソース回復
ということが出来るようになります。
分岐点として、手札に"高尚儀式術"があるとき、"宣告者の巫女"の1stEFで落とすモンスターを"旧神ヌトス"にすれば、既に場にいる"破械雙王神ライゴウ"と合わせて2枚除去できたりします。
また、"祝福の教会-リチューアル・チャーチ-"を握っている場合は、"宣告者の巫女"の2ndEFでリクルートするモンスターを"星杯の妖精リース"にすることもできます。
③採用カードの紹介
初動札以外のカード達や、搭載された細々としたギミックを紹介します。
・"祝福の教会―リチューアル・チャーチ"
祝福の教会―リチューアル・チャーチ
【フィールド魔法】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分メインフェイズに手札から魔法カード1枚を捨てて発動できる。デッキから光属性の儀式モンスター1体または儀式魔法カード1枚を手札に加える。②:自分の墓地の魔法カードを任意の数だけデッキに戻し、デッキに戻した数と同じレベルを持つ、自分の墓地の天使族・光属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
このデッキの重要な軸となるカードです。
僕がアームド・ドラゴン・サンダーのデッキを作るにあたって1つ重要視していたことが、「無限に"アームド・ドラゴン・サンダー・LV10"を出力するギミックを搭載する」ことです。言い換えるなら、「無限に"鎧竜の聖騎士"を儀式召喚できるギミックを搭載する」ということで、そのために採用されたカードが"祝福の教会―リチューアル・チャーチ"というわけです。
"祝福の教会―リチューアル・チャーチ"は、儀式魔法のサーチと使い終わった儀式魔法をデッキに戻す行為を一枚でこなすことが出来ます。
そのため、儀式召喚のために使用するカードを必要最低限の枚数に抑えながら、それらを永久に使いまわすことができます。"貪欲な壺"か"ダイガスタ・エメラル"を噛ませることで、"鎧竜の聖騎士"と"アームド・ドラゴン・サンダー"をデッキに戻すことができるので、これを利用してアームド・ドラゴン・サンダーを何回も出力していきます。
さらに、"祝福の教会―リチューアル・チャーチ"を搭載することで、使い終わった魔法カードをデッキに戻すことができるので、デッキ内の魔法カードの多くをピン挿しにし、事故を回避するのに役立ちます。
中盤以降で"鎧竜の聖騎士"などを儀式召喚するときは、"祝福の教会―リチューアル・チャーチ"によるサーチを活用していきます。その際、風属性の"鎧竜の聖騎士"は"祝福の教会―リチューアル・チャーチで直接サーチすることが出来ないので、"高尚儀式術"を採用する流れになったわけです。
・魔鍵について
魔鍵施解
【フィールド魔法】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカードの③の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードの発動時の効果処理として、デッキから「魔鍵」モンスター1体を手札に加える事ができる。②:このカードがフィールドゾーンに存在する限り、トークン以外の自分フィールドの通常モンスターはそれぞれ1ターンに1度だけ戦闘・効果では破壊されない。③自分メインフェイズに発動できる。デッキから「魔鍵―マフテア」1枚を手札に加える。その後、手札を1枚選んでデッキの一番下に戻す。
戦士族の通常モンスターが初動で必要なので、フィールド魔法からサーチ可能な、"魔鍵銃士―クラヴィス"を使うために入っています。そうすることで、フィールド魔法サポートである"テラ・フォーミング"や"盆回し"が、"祝福の教会―リチューアル・チャーチー"とサポートを共有しながら、初動用のカードになってくれます。
また、アームド・ドラゴン・サンダーを使うにあたって、"アームド・ドラゴン・サンダーLV10"は進化前であるLV7のリクルートにしか対応していないので、手札に来てしまったときにそれをデッキに戻す手段が必要となります。
"魔鍵施解"の3rdEFは、"魔鍵―マフテア"をサーチすると同時に手札1枚をデッキに戻すので、手札に来てしまったLV10を処理することが出来る点でも、このデッキと相性がいいです。
魔鍵砲―ガレスヴェート
レベル8 地 機械
ATK/2000 DEF/2800
「魔鍵―マフテア」により降臨。このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードの攻撃力は、自分の墓地のモンスターの属性の種類×300アップする。②:このカードの儀式召喚に使用したモンスターの属性が2種類以上だった場合、自分の墓地のいずれかのモンスターと同じ属性を持つモンスターの効果を相手が発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。③:儀式召喚したこのカードが墓地に送られた場合に発動できる。デッキから「魔鍵」モンスター1体を手札に加える。
前述したクソ長い初動の中で、神属性以外の6属性を墓地に溜めることができるので、"魔鍵砲―ガレスヴェート"の制圧効果を強く使うことができます。
出し方としては、着地時に魔鍵をサーチできる"魔鍵銃―バトスバスター"を儀式召喚することで、ガレスヴェート降臨の準備をします。具体的には、手札か墓地にガレスヴェートがあるときは"繋がれし魔鍵"をサーチし、フィールドに通常モンスターがいるときは"魔鍵施解"をサーチし、そこからガレスヴェートと"魔鍵―マフテア"をサーチすることで、儀式召喚できるようにします。
・"キリビ・レディ"
ここからは、1枚1枚にピックアップして説明していきます。
キリビ・レディ
レベル1 炎 戦士
ATK/100 DEF/100
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドに戦士族モンスターが存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。②:フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。手札からレベル4以下の戦士族モンスター1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン相手の効果の対象にならない。
2ndEFによって、手札の下級戦士族をフィールドに出すことが出来るので、初動を行う際に、"聖騎士の追想 イゾルデ"でリクルートする予定の"屈強の釣り師"が手札に来てしまったときに、このモンスターを特殊召喚して対処します。"キリビ・レディ"自身が手札に来ても、リンク素材として十分活躍できるため、"屈強の釣り師"と共にピン挿ししています。
・"星遺物からの目醒め"
星遺物からの目醒め
【通常罠】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:自分フィールドのモンスターを素材としてリンクモンスター1体をリンク召喚する。
このデッキの隠し味です。初動で墓地にいく"星遺物―『星杯』"や"星鍵士リイヴ"で星遺物に積極的に触っていくことが出来るので、汎用蘇生カードの"星遺物を継ぐ者"や星杯サポートの"星遺物の加護"の他に星遺物カードを採用したいと考えたときに、このカードが入りました。
主に"星鍵士リイヴ"のリンク素材になったときに使えるデッキバウンス効果を相手ターンに使ったり、に相手フィールドのモンスター1体を巻き込んで"閉ザサレシ世界ノ冥神‟をフリーチェーンでリンク召喚したりするのに使います。
・"アームド・ドラゴン・LV10-ホワイト"
アームド・ドラゴン・LV10-ホワイト
レベル10 光 ドラゴン
ATK/3000 DEF/2000
このカードは通常召喚できない。っこのカードの効果でのみ特殊召喚できる。このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:レベルの合計が10になるように自分のフィールド・墓地から「アームド・ドラゴン」モンスターを除外して発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。その後、デッキから「白のヴェール」1枚を手札に加える事ができる。②:このカードのコントローラーが受ける効果ダメージは0になる。③:このカードが攻撃するダメージステップ開始時に発動できる。フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
このデッキにおける、第2か第3か第4のエースモンスター。
基本的に複数枚採用している"アームド・ドラゴン・サンダーLV7"のサーチ効果で持ってきます。(LV7はリアルで2枚しかもっていなかったので、2枚でデッキ紹介していますが、おそらく3枚のほうがいいです。())
実のところ、このカードを使うために"PSYフレームロード・Ω"が入っています。このカードを出すために除外したLV10を、"貪欲な壺"や"ダイガスタ・エメラル"で戻せるようにすることで、再度"アームド・ドラゴン・サンダーLV10"を展開できるようになります。
〇最後に
僕のアームド・ドラゴン・サンダーのデッキは、長きに渡る変遷を経てこの形に落ち着きました。「S-force」目当てで箱買いしたときにパーツが出たので、仕方なくデッキ構築をしていました。
「ブレイジング・ボルテックスで出たアームド・ドラゴン・サンダーに対する庇護欲は、ついに危険な領域へと突入する・・・!
ことはなく、箱買いした日から2ヶ月近く放置していました。」
しかしながら、触っていくうちに段々と愛着が湧き、「組まねば。」という意志で研究を続け、更には"高尚儀式術"の登場によって再構築の流れが来て、今回のデッキ作成に至りました。現状で一番満足する形に落ち着いたので、非常に満足しています。(小泉的感想)
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。今後も不定期に記事を投稿していくので、よければそちらもご覧いただけたらと思います。